以前から在庫少量の為、お客様から要望があった時にのみに提供していた、”船上一本〆”(活〆)鮭と白子のルイベを在庫ある限り、店舗内の”本日のお薦め”のお品書きに掲載する事にしました!
【船上一本〆とは⁈】
船上一本〆は漁師さんが漁獲直後にエラ等を切る「脱血」や延髄を切る「即殺」を行い、魚の品質・鮮度向上を行う標津町独自の活〆技法です。
【身の張り、生臭みの低減の効果】
船上一本〆鮭を刺身で引くと良く分かりますが、身の硬さ、張りが素晴らしく、包丁がスッと入る感覚などは、活〆ならではであり、食感や旨みは当然素晴らしいものだと思っており、特に白子は、見た目真っ白で、臭みが全く無く、白子の概念が覆られると自身を持ってお薦めできます。
【実際に私が見た船上での作業】
私は以前一度、鮭の定置網の漁船に乗せて頂く機会があり、実際に生で活〆の作業を見せて頂いた事があるのですが、漁獲直後の鮭というのは凄いパワーがあり、その暴れている鮭を手で掴みさらにエラを切る作業を漁師さんが一尾一尾行うというのは、大変な作業だと痛感しました。
↑暗くて分かりにくいですが、実際の船上での活〆の作業です。まな板の上に鮭一尾を置いて活〆の作業を行っています。
【付加価値向上の一旦になれれば…】
近年の鮭定置漁の厳しい状況の中、付加価値向上の一つとして、当店が微力ながらもこの原料を提供することにより、これぞ「標津の鮭!」としてのPRの一助になればと考え、今後展開していきたいと思っております。
価格も本来であれば、最初はPRとして、利益を度外視して安価に提供するという事も考慮しましたが、やはり生産者(漁師)あっての漁業だと思いますし、我々飲食店や消費者の方々がある程度の価値ある価格で買うことが、漁業者への利益還元になり、今後も続いていけるプロジェクトになるのではと考慮したうえで、今回の価格設定とさせて頂きました。
●船上一本〆鮭のルイベ 700円
● 〃 鮭白子のルイベ 700円
何卒、よろしくお願い致します!
(※価格は税別です。)