いよいよ春の訪れ⁈ ”ごそがれい”入荷!

  1. 久しぶりに”ごそがれい”が入荷です!

「ごそがれい」という名称は地方名でして、正式名称は「ヌマガレイ」と言います。

カレイは各品種に様々な地方名や通称名が存在しますね。

高級なカレイとして有名な「マツカワカレイ」は「タンタカ」や「タカノハ」と言ったりします。(詳細は今度、入荷した機会にまた書きたいと思います。)

「ごそがれい」という地方名は、体表面に”ごそごそ”としたイボ状のものがあり、そこからの連想だとされています。

体の向きが、他のカレイと反対になっている事で知られ、”左ヒラメの右カレイ”という学術的な言葉があり、魚の中でもフラットな形をしているカレイやヒラメですが、主にカレイ種は”右を頭にすると、腹(内蔵部)が手前になるような体の作り”をしていますが、ヒラメは反対に”頭を左にすると腹(内蔵部)が手前になる”ように体が作られています。

この「ヌマガレイ(ごそがれい)」はカレイの種類でありながら、ヒラメと同じ体の形をしており、カレイ種の中では珍しい体の特徴を持っています。

実際、一般的にはそんなことどうでもいいかもしれませんが(笑)、和食の場合、焼き魚の盛り付け時に”頭を左”、”腹側を手前”などなど、様々な決まりがあり、カレイの焼き物や煮付けなどの場合、料理人によってはカレイだけは右を頭にして盛り付けるなどしている場合もあるので、こういった情報も知識として覚えておくと、外食をされる際など、より深く料理を楽しめると思います♪

名称の話に戻りますが、他の地方名では「カワガレイ」とも言ったりしますが、「ヌマガレイ」共々あまり美味しくなさそうな名前ですね…。

しかしながら、刺身の味は、〆てから1~2日はコリコリっとした”新鮮さ”を楽しむような味わいで、これはこれで美味しいのですが、更に3~4日熟成させると、舌にモタッと粘りつく感覚で、淡泊だった旨みが倍増し、抜群に美味しいです。

個人的には、”刺身にして旨いカレイ”としてはトップクラスだと思っています!

●ごそがれい-お造り 500円(税別)

先日のソイと続き、少しづつ標津の海にも春が訪れればいいですね♪

是非、ご賞味ください!!