上記の写真は、ある地酒のボトルなのですが、「咲楽(さくら)」と味のある書体で書かれてはいますが、他には一見すると、酒造会社名が記載されてないように見受けられます。
ラベルの右下に角印があり、よ~く見てみると……、
ここで『アッ!』思った方は道内の地酒蔵の通と言えるでしょう。
ボトル裏面のラベルを見てみるとお分かり頂けると思いますが、実は、道東・釧路の酒蔵「福司酒造」さんの日本酒です。
福司酒造さんといえば、蔵元の製造技術を競う、全国新酒鑑評会において6年連続で金賞を受賞するなど、普段日本酒を飲まないという方でも新聞などで目にする事があるのではないでしょうか。
この「咲楽」は限定流通のブランドで、恐らく10年程前から発売は開始されていたと記憶しています。
以前から注目しており、昨年より当店でも取り扱わせて頂いてますが、好評を得ています。
私も地酒が好きで、全国各地の地酒や、北海道内の地酒を多からず少なからず飲んでいますが、この「咲楽 特別純米酒」は、個人的な感想として、ズバリ!”道内の純米酒のカテゴリにおいてもトップクラス”であると思っております。
香りが柔らかく、最初の含みの甘味と後口のキリっとしたキレが丁度良く、食中酒としても、相性が良いので、個人的にも大変好みのお酒です。
最近ですと、標津近海では”にしん”が水揚げしていますので、「にしんの刺身」を肴に、この咲楽との相性は抜群でしょう。
地酒ファンの方には理解頂けると思いますが、お気に入りの珍味や刺身を食べた時に、『これには○○の日本酒と合いそう!』とか、『このコマイの一夜干しには○○の日本酒と一緒に食べたい!』など各々、食と酒の相性の好みやこだわりがあると思います。
そういった意味でも是非、この”旬の味覚の相性”を召し上がって頂きたいと思っております。